TOEIC学習オススメ参考書
みなさん、こんにちは、Positive boyです。
今日は私が実際に1年間でTOEICのスコアを500点から930点にしたときに使って良かったと感じたオススメの参考書をみなさんにご紹介致します。
その前に勉強始める前の欠かせない準備が知りたいという方はこちらの記事を先にお読みください。
それでは、早速おすすめの参考書をご紹介していきたいと思いますが、前提として、参考書はたくさん様々な種類の参考書を購入するのではなく、目的別に1冊に絞って購入する方が圧倒的に効率が良いです。これは、合計10万円分くらいTOEICの参考書を購入してきた私が保証します。
まずは限られた参考書を完璧にして、その後もっと勉強した方がいい箇所が出てきたらその都度参考書を購入していく感じです。
よくありがちな失敗例としては、参考書を買っただけで勉強した気になってしまうことです。私も以前は大量にAmazonで参考書を購入し、それを勉強机に並べて眺めているだけという時間が結構好きで、よくやってしまっていました。意外とこれやってしまう人多いと思うんですよね。ただ、やればわかりますが、全くTOEICのスコアは上がりません(なのでやらないでください)。
ということで、今回は目的別に1冊ずつ合計3冊の参考書をご紹介したいと思います。正直900点まではこの3冊だと思います。
1. 速読速聴英単語 Core1900 (Z会)
2. TOEIC出る単特急 金のフレーズ (TEX加藤)
3. TOEIC公式問題集 (Educational Testing Service )
以上の3つになります。
シンプルにこれら3つの参考書を完璧に「音読」「暗記」「復習」していきましょう。
さて、それではそれぞれどんな目的で使用していくのかについて詳しく見ていきます。
1. 速読速聴英単語 Core1900 (Z会)
ずばりこれは私の勉強法としては、「音読用」の教材として使用します。
英単語という文字がタイトルに入っていることから、単語帳なのかと想像される方もいるかもしれませんが、実際に見てみると100~120文字程度の短い文章が64個掲載されており、その文章の中に出てくる単語について、日本語の意味が合わせて掲載されているというものになります。それぞれの文章は環境・教育・経済など実際の社会で目にするようなトピックについて書かれているものになります。
私が推奨する勉強法では、この参考書を、英単語帳としてではなく、音読教材として利用することをおすすめしています。
具体的な音読の方法はこちらの「具体的な音読の方法」という記事で紹介しておりますので、実際に音読を始める際にはこちらをご参照ください。
この音読のメリットは、簡単にいうと「英語が聞き取れるようになり、速く読めるようになる」ということです。実際に音読するときは付属のCDのFast Speedに合わせてコピーイングしていくのですが、このFast Speedという速度は英語圏のニュース放送でアナウンサーが読み上げる平均的なスピードと同じ速さに設定されており、このFast Speedに慣れていくことで、本書に記載があるように「耳からウロコが落ちる」かのように速い英語が聞き取れるようになります。また、速い英語を聞き取れるということはその速さで文字を読んでも理解できるということと同義ですので、英語を読む速さも驚くほど速くなります。これにより、TOEICのListening・Readingの両方で驚異的な点数UPが実現出来ます。
これはTOEICの勉強のみならず、全ての英語学習に使え、汎用性がとても高いので、まずご紹介させていただきました。
イメージとしては、全ての英語学習における土台作りのようなものです。
まずはここから始めるのをおすすめします。
2. TOEIC出る単特急 金のフレーズ (TEX加藤)
次に単語です。TOEICは何と言ってもやっぱり単語です。
単語を制するものはTOEICを制します。そしてこの金のフレーズ、通称「金フレ」を制する者はTOEICを制するのです。ただTOEIC金のフレーズとある通り、TOEIC特化した単語帳であるため、2番目にご紹介させていただきました。
2番目に紹介したからといって、重要性が2番目というわけではなく、最初に紹介した速読速聴英単語と同様にTOEICにおいて最重要参考書であることは間違いないでしょう。
この参考書に出てくる単語全部覚えて、音読をしっかりやったら、Listening partでは正直無双状態だと思います。もはや面白いくらい単語が聞き取れて、答えもわかって楽しくテストが受けられると思います。
具体的な単語暗記方法については、こちらも専用の解説記事を作成しておりますので「金フレ具体的な暗記方法」こちらの記事を参照してください。
やっぱり単語って大事ですよね。
やや横道に逸れるので、興味あったら読んで欲しいのですが、
日本語で考えると、例えば下記のような日本語が並んでたとします。
私 明日 君 あげる プレゼント
日本人である私たちはなんとなく「私は明日君にプレゼントをあげる」という文なんだろうなと解釈すると思います。
これは英語でも同じで、
I tomorrow you give present
と単語が並んでいれば、ネイティブもなんとなく「私は明日君にプレゼントをあげる」という文なんだと理解します。
ただ、厳密には正しい順序で並べられていないため、君が私にプレゼントをあげるのか、それとも私が君にプレゼントをあげるのか、厳密には判断出来なかったと思います。そのように厳密に文章に意味を持たせるのが文法というものなのです。
しかし、これらの例文でわかるように単語がわかれば英語は理解できるのです。TOEICもテストとしては、それほど難しいテストではありません。単語さえちゃんと聞き取れれば、しっかりといい点数取れます。なのでTOEICではとりわけ単語を覚えているか否かが大事になってきます。
3. TOEIC公式問題集 (Educational Testing Service)
最後に公式問題集です。こちらの使い方としては、1・2で紹介した音読と単語で培った能力を確認することと、TOEICという試験に慣れるという二つの目的で利用していきます。
まずは、「音読」で速いスピードの英語も聞き取れるようになったこと、そして速く文章を読めるようになったことを実際の問題を解いて確認しましょう。その時に、しっかり金フレをやっていれば、「あ!この単語金フレでも出てた!」と思うことでしょう。ここで、あんまり良く聞き取れなかったり、文章読むのが速くなっていなければ、音読の仕方が甘いのかもしれません。また、単語でピンとこない単語が多ければ金フレのやり込みが足りないのかもしれません。そのように各勉強の進捗確認として利用してください。これが一つ目の利用方法です。
二つ目ですが、これは復習をみっちりやり、TOEICというテストに慣れるということです。TOEICとはリスニング技能とリーディング技能を伴う英語のゲームです。したがって、ゲームに攻略法があるようにTOEICにも攻略法があります。それを公式問題集を復習することにより身につけていくということが重要になります。こちらも別記事で詳しい解説をしておりますので「実際の勉強方法」をご覧ください。
この復習をしっかりとやることにより、自分の足りない部分が明確になり、何を勉強したら良いのかが鮮明に自分の中で理解出来てきます。勉強が進まない理由の大きなものとして、「自分が今何がわからなくて、何を勉強したら良いのかわからない」というものがあります。人間、マラソンのように仮に非常に長い距離でも走る方向と走る距離がわかっていれば頑張れますが、走る方向も距離もわからない状況では、全力で走り始められません。意外にもこれがモチベーションを下げている原因にもなります。そのためにもしっかりと公式問題集を復習をすることにより、TOEICの攻略法を学ぶと同時に自分の弱点を見つけて一つずつでいいので、無くしていってください。この地道な一歩一歩が長い道のりを完走するのに繋がっていきます。
「勉強は地味だけど、得られる恩恵は大きい」。これは勉強の鉄則ですよね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以上、いかがでしたでしょうか。
全ての英語学習の基礎となる「音読」、TOEICの超重要要素「単語」、TOEICというゲームをクリアするための「攻略法を学ぶ」という3つの目的別でおすすめの参考書を紹介していきました。ぜひTOEICを勉強するならこの3冊は用意して、むしろまずこの3冊を完璧にして、テストに挑んでいってください!
No responses yet